2011年09月01日
悪意なき悪意がおきるから要注意

(写真と文中とはいっさい関係ありません)
ネットは気軽に書き込めるから、悪意なき悪意が発生することがしばしば起きる。
匿名、実名、と幾多のSNSがあるが、仲良くなってつい調子にのるということがある。
きおつけよー
--------------------------------------------------------------------------------------------
■“ネットの毒”にはご注意を~赤羽 繁さん
--------------------------------------------------------------------------------------------
「原子力安全・保安院の院長ら幹部の住所や本名を調べてほしい。親族一同を探し出して殺せ!」
などと今年4月、自分のブログに書いた男が、6月に「脅迫」の容疑で逮捕。その第1回公判が8月
、東京地裁であった。
被告人は34歳。保釈されておりスーツにネクタイ姿なのだが、どうも着慣れてないような。犯行
の前年までIT関係の会社に勤務し、相当有能だったらしい。
甲2号証は保安院長の奥さんの調書。夫が悪者にされていると知人から聞き、ネット検索。「家族
を殺すことがボランティア」などというカキコミを発見し、住所が知れて本当に殺されるのではない
かと怖い気持ちで一杯だったという。
ネットのカキコミによる「脅迫」や「業務妨害」をたくさん傍聴してきた。 “ネットの毒”と
でもいうようなものに冒され、何ら罪の意識なくひどいカキコミをエスカレートさせ、逮捕されて初
めて愕然、目が覚める…本件もそういうありがちなタイプだった。 内妻の調書にこんな部分があ
った。
内妻「今後、パソコンでワケの分からない
こと書き込んでいたら、後ろから
ブン殴ってでもヤメさせます」
これほど力強い“再犯防止策”は滅多にない。素晴らしいと思う。
情状証人は被告人の母親。打ちひしがれてこう述べた。
母親「実刑もあると思ってますので、刑
が済んだら…」
家族は「実刑もある」と思って大いに衝撃を受けてる、これも裁判的にはたいへん良い。
求刑は懲役1年6月。被告人は前科がない。執行猶予がつくはず。だが執行猶予でも「懲役前科1犯
」とされ、それは一生ついてまわるのだ。
皆さんも“ネットの毒”にはご注意を。
========================================
Posted by ヨクナル at 09:54│Comments(0)
│社会に関わる勉強