2011年09月16日
ソーシャルメディア 気になる記事転載
転載です。
【記事をメモ】
最近Faecbookプロフィールページの仕様が変わり、実名性での利用というのですが、無理に匿名で使うひともいます。無理して使う必要があるのかなー??とおもいませんか?
--ここから転載--
ネットワークはメディア間を“移行”する
では今後、ソーシャルメディアはどのように発展していくのでしょうか。ここからは少
し、ソーシャルメディアの先行きを予測してみたいと思います。
現在、世界のSNS勢力図を見ると、多くの国でfacebookがトップの座を占めています。
facebookがトップでないのは、ブラジル、ロシア、中国などごく一部の国。日本もその1
つで、和製SNSのミクシィがトップの利用者規模を有しています。
●世界各国で優位に立っているSNS
米国 facebook
英国 facebook
フランス facebook
イタリア facebook
ドイツ facebook
カナダ facebook
インド facebook
ブラジル orkut
ロシア V Kontakte
中国 Qzone
日本 ミクシィ
SNS市場の勢力図は今後どう変わっていくでしょうか。注意して見ていくべきは、人と
人とのつながり、つまりネットワークはメディア間を“移行”する特質を持っているかも
しれないことです。
新たなメディアとして私は今、6月に米グーグルが世界同時にスタートさせた「Google+
(グーグルプラス)」に注目しています。その新しさを理解するために、既存のSNSの特
質を確認しておきましょう。
facebookは「相互承認型」のSNSです。情報を伝えたい相手を自分で選ぶことができ、
ネットワークを自己管理できます。これに対して、ツイッターは「一方向承認型」のソー
シャルメディアです。例えば、ソフトバンク社長の孫正義氏のツイートを見たいと思った
ら、フォロワー(読者登録)しさえすれば、孫氏の承認なしで誰でも見ることができます。
これらに対して、グーグルプラスは、新しい性質を持っており、相互承認型にも一方向承
認型にもあてはまりません。あるいは両方の性質をもっているといえます。
相互承認型は一方向承認型と違い、ネットワークを自分でコントロールできるメリット
があります。しかし、一度、友達としてネットワークに入れた人を途中で排除するのは難
しい所があります。例えば、仕事上の知り合いを何らかの理由でネットワークに入れてし
まうと、その存在を意識せざるを得なくなり、気軽に近況を報告したり、本音を書き込ん
だりしにくくなります。ネットワークが拡大するにつれて、使いにくくなるという側面が
あるのです。
一般に、あるサービスを利用するユーザーが増えると、それ自体の効用や価値が高まる
「ネットワーク効果」が働き、ますますユーザーが増えるとされています。しかし、ソー
シャルメディアに関しては、「ネットワーク効果」が後発の追随を許さないともいえないよ
うです。例えば、SNSのユーザーは、ネットワークが大きくなり過ぎると、それを維持す
ることに疲れを感じ、新しいネットワークをつくり直したくなる傾向があるようなのです。
十分実証されてはいませんが、管理可能な「相互承認型のネットワーク」への参加者の数
は1ユーザーあたり150人ほどではないかといわれています。
かつて、SNSでは「マイスペース」が最もユーザー数が多かった。ところがfacebookに
移行するユーザーが相次ぎ、結局、facebookのユーザー数の方が多くなりました。「150人
上限説」が正しければ、今度はfacebookのユーザーが他のSNSに移行する可能性があり
ます。グーグルプラスは、その選択肢の1つとなるかもしれません。
グーグルも新たな「グーグルプラス」を投入
では、「相互承認型」でも「一方向承認型」でもないグーグルプラスとはどういう性質のソ
ーシャルメディアなのでしょうか。
近況を報告したり、写真・動画を投稿したりできる点ではfacebookに似た機能がありま
す。本人の承認を受けないフォローが可能な点ではツイッターと似た性質もあります。実
は、グーグルプラスの特徴は友人・知人とのつながりをグループ分けする「サークル」機
能があることです。
サークルには「友だち」「家族・親戚」「知人」などの種類があり、誰に、どういう内容
の情報を発信するかを選択できます。自分で勝手にサークルを作ることもできます。グー
グルのウェブメールサービス「Gメール」でやり取りしている人は、サークルに組み込む
候補としてグーグルプラスに表示されます。相手の承認は必要ありません。また、相手も
グーグルプラスのユーザーの場合でも、その方は自分がどのサークルにグループ分けされ
たかはわからないので、気兼ねなく、グループ分けができます。情報発信をサークルを特
定して行うと、この方式によって情報伝達範囲をコントールできるわけです。
また、特定の人が発信する情報を共有したいと思ったら、ツイッターと同様に、一方的
にフォローすることもできます。特定サークル向けに流れる情報は公開されませんが、「グ
ーグルプラス全体に流す」と設定した情報は、フォロワーも読むことができます。
米国では、こうした性質が受けいれられ、facebookの「オープン」すぎる環境に疲れた
一部のユーザーがグーグルプラスに移行し始めたと言われています。すでに、ユーザー数
は世界で1000万人、日本でも50万人に達したと言われています。
グーグルプラス上で情報が行き交うと、グーグルで検索した場合の順位が上がります。
グーグルプラス上でやりとりされた情報だけを検索できるサービスも始まっていますから、
企業としては今後、グーグルプラスへの対応が不可欠になるかもしれません。
「インターネットエクスプローラー」などのブラウザーソフトを立ち上げた時、一番最
初に開く「ホーム画面」をグーグルにしている人は多いと思いますが、最近では、このホ
ーム画面をfacebookに変更する人が増えています。グーグルとしては、何としてもその流
れを止めたい。その切り札として投入したのがグーグルプラスです。
facebookも当然、対抗策を練り、今のSNS市場での優位を保とうとしています。日本で
SNSトップのミクシィも含め、ソーシャルメディアの主導権争いはさらに熾烈なものとな
るでしょう。企業、ビジネスパーソンはその動向に注目しながら、自社の戦略を講じてほ
しいと思います。
【記事をメモ】
最近Faecbookプロフィールページの仕様が変わり、実名性での利用というのですが、無理に匿名で使うひともいます。無理して使う必要があるのかなー??とおもいませんか?
--ここから転載--
ネットワークはメディア間を“移行”する
では今後、ソーシャルメディアはどのように発展していくのでしょうか。ここからは少
し、ソーシャルメディアの先行きを予測してみたいと思います。
現在、世界のSNS勢力図を見ると、多くの国でfacebookがトップの座を占めています。
facebookがトップでないのは、ブラジル、ロシア、中国などごく一部の国。日本もその1
つで、和製SNSのミクシィがトップの利用者規模を有しています。
●世界各国で優位に立っているSNS
米国 facebook
英国 facebook
フランス facebook
イタリア facebook
ドイツ facebook
カナダ facebook
インド facebook
ブラジル orkut
ロシア V Kontakte
中国 Qzone
日本 ミクシィ
SNS市場の勢力図は今後どう変わっていくでしょうか。注意して見ていくべきは、人と
人とのつながり、つまりネットワークはメディア間を“移行”する特質を持っているかも
しれないことです。
新たなメディアとして私は今、6月に米グーグルが世界同時にスタートさせた「Google+
(グーグルプラス)」に注目しています。その新しさを理解するために、既存のSNSの特
質を確認しておきましょう。
facebookは「相互承認型」のSNSです。情報を伝えたい相手を自分で選ぶことができ、
ネットワークを自己管理できます。これに対して、ツイッターは「一方向承認型」のソー
シャルメディアです。例えば、ソフトバンク社長の孫正義氏のツイートを見たいと思った
ら、フォロワー(読者登録)しさえすれば、孫氏の承認なしで誰でも見ることができます。
これらに対して、グーグルプラスは、新しい性質を持っており、相互承認型にも一方向承
認型にもあてはまりません。あるいは両方の性質をもっているといえます。
相互承認型は一方向承認型と違い、ネットワークを自分でコントロールできるメリット
があります。しかし、一度、友達としてネットワークに入れた人を途中で排除するのは難
しい所があります。例えば、仕事上の知り合いを何らかの理由でネットワークに入れてし
まうと、その存在を意識せざるを得なくなり、気軽に近況を報告したり、本音を書き込ん
だりしにくくなります。ネットワークが拡大するにつれて、使いにくくなるという側面が
あるのです。
一般に、あるサービスを利用するユーザーが増えると、それ自体の効用や価値が高まる
「ネットワーク効果」が働き、ますますユーザーが増えるとされています。しかし、ソー
シャルメディアに関しては、「ネットワーク効果」が後発の追随を許さないともいえないよ
うです。例えば、SNSのユーザーは、ネットワークが大きくなり過ぎると、それを維持す
ることに疲れを感じ、新しいネットワークをつくり直したくなる傾向があるようなのです。
十分実証されてはいませんが、管理可能な「相互承認型のネットワーク」への参加者の数
は1ユーザーあたり150人ほどではないかといわれています。
かつて、SNSでは「マイスペース」が最もユーザー数が多かった。ところがfacebookに
移行するユーザーが相次ぎ、結局、facebookのユーザー数の方が多くなりました。「150人
上限説」が正しければ、今度はfacebookのユーザーが他のSNSに移行する可能性があり
ます。グーグルプラスは、その選択肢の1つとなるかもしれません。
グーグルも新たな「グーグルプラス」を投入
では、「相互承認型」でも「一方向承認型」でもないグーグルプラスとはどういう性質のソ
ーシャルメディアなのでしょうか。
近況を報告したり、写真・動画を投稿したりできる点ではfacebookに似た機能がありま
す。本人の承認を受けないフォローが可能な点ではツイッターと似た性質もあります。実
は、グーグルプラスの特徴は友人・知人とのつながりをグループ分けする「サークル」機
能があることです。
サークルには「友だち」「家族・親戚」「知人」などの種類があり、誰に、どういう内容
の情報を発信するかを選択できます。自分で勝手にサークルを作ることもできます。グー
グルのウェブメールサービス「Gメール」でやり取りしている人は、サークルに組み込む
候補としてグーグルプラスに表示されます。相手の承認は必要ありません。また、相手も
グーグルプラスのユーザーの場合でも、その方は自分がどのサークルにグループ分けされ
たかはわからないので、気兼ねなく、グループ分けができます。情報発信をサークルを特
定して行うと、この方式によって情報伝達範囲をコントールできるわけです。
また、特定の人が発信する情報を共有したいと思ったら、ツイッターと同様に、一方的
にフォローすることもできます。特定サークル向けに流れる情報は公開されませんが、「グ
ーグルプラス全体に流す」と設定した情報は、フォロワーも読むことができます。
米国では、こうした性質が受けいれられ、facebookの「オープン」すぎる環境に疲れた
一部のユーザーがグーグルプラスに移行し始めたと言われています。すでに、ユーザー数
は世界で1000万人、日本でも50万人に達したと言われています。
グーグルプラス上で情報が行き交うと、グーグルで検索した場合の順位が上がります。
グーグルプラス上でやりとりされた情報だけを検索できるサービスも始まっていますから、
企業としては今後、グーグルプラスへの対応が不可欠になるかもしれません。
「インターネットエクスプローラー」などのブラウザーソフトを立ち上げた時、一番最
初に開く「ホーム画面」をグーグルにしている人は多いと思いますが、最近では、このホ
ーム画面をfacebookに変更する人が増えています。グーグルとしては、何としてもその流
れを止めたい。その切り札として投入したのがグーグルプラスです。
facebookも当然、対抗策を練り、今のSNS市場での優位を保とうとしています。日本で
SNSトップのミクシィも含め、ソーシャルメディアの主導権争いはさらに熾烈なものとな
るでしょう。企業、ビジネスパーソンはその動向に注目しながら、自社の戦略を講じてほ
しいと思います。
Posted by ヨクナル at 12:12│Comments(0)
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